生活習慣病について

現在、生活習慣病と呼ばれているがんや糖尿病は、一昔前、成人病と呼ばれていました。
加齢によって起こる病気だと思われていたからです。

しかし、どの病気も、若い頃からの生活習慣が原因で発症します。
また、子供にもこの病気がみられるようになり、成人病から生活習慣病という呼び方に変わりました。

生活習慣病は自分で予防することができます。
主な生活習慣病を正しく知り、その原因と予防策を考え、生活を見直すきっかけになればと思います。

こんな病気が生活習慣病

生活習慣病とは、生活習慣と関係する病気のことを言います。

下記の病気が生活習慣病と呼ばれています。

高血圧、糖尿病、がん、心筋梗塞、狭心症、脂質異常、高尿酸血症、循環器病(CKD)、
肥満症、動脈硬化、脳梗塞、脳出血、脂肪肝、アルコール性肝炎、COPD、骨粗鬆症、歯周病、睡眠障害

日本人の死因の第1位はがん、2位は心疾患、3位は脳血管疾患
生活習慣病の患者や予備群が増加して、寝たきりや介護が必要な原因になったり、健康寿命(※)を縮めることになったりしています。
※健康寿命とは日常生活に制限のない生存期間をいい、寝たきりや介護が不要で生活できている期間のこと。
厚生労働省によれば、平均寿命と健康寿命の差が男性では9年、女性では12年もあり、生活習慣病で介護が必要なお年寄りがそれほど沢山いて、国民病とも呼ばれています。

生活習慣病の主な病気は別ページに詳細を記載しています。

原因は生活の乱れ

生活習慣病の原因は、その名の通り生活習慣です。
食生活や運動習慣、喫煙、飲酒、ストレス、休養、睡眠など、生活習慣が乱れることでが大きな原因です。

例えば食生活が乱れると、肥満や糖尿病、高尿酸血症や大腸がん、歯周病など
運動が足りなくても肥満や糖尿病、高血圧症などになりやすく、喫煙でもさまざまながんや、歯周病にもなりやすく、睡眠不足やストレスはどの病気にも大きく関係してきます。

生活習慣を見直して病気予防

下記の通りに生活習慣を見直せば、病気は予防することができます。

1.食生活の見直し
2.適度な運動
3.ストレスを貯めない
4.休養、睡眠をしっかりとる
5.飲酒、喫煙を減らす

1.食生活の見直し

食生活の見直しとは、毎日の食事から栄養をしっかり摂ること。
エネルギーや栄養素は不足すると病気を引き起こしたり、体調を乱します。
また、過剰に摂取しても健康障害を招くことがあります。

健康な食生活とは、バランスの取れた食生活といえます。
何をどれだけ食べるかがとても重要です。

バランスの良いとはご飯を中心に、肉や魚、野菜、海藻、豆類など主菜・副菜を組み合わせる食事のこと。
2005年には厚生労働省と農林水産省が共同し、「食事バランスガイド」が策定されました。

参考までに箇条書きで引用します。

1日分の食事バランス
主食(パン・ご飯)1がおにぎり1個分として、5~7。
副菜(きのこ、いも、野菜)1がサラダ1皿として5~7。
主菜(肉・魚・卵・大豆料理)1がハムエッグ1、2が焼き魚1匹、3がステーキ1枚として3~5
牛乳・乳製品は1が牛乳コップ半分として2
果物は1がりんご半分として2

1日3食を規則正しく食べ、腹8分目くらいにするのがおすすめです。
不足しがちな栄養はサプリメントなどを利用すると、手軽に補給ができます。

2.適度な運動
身体を動かすことも生活習慣病の予防にかかせません。
適度というのは年齢にもよりますが、よく歩くことが大切。
最低でも1日に20分の歩行を2回、体操や筋トレを10分くらいするのがいいとされています。

3.ストレスを貯めない
ストレスも病気を招く大きな原因です。
ストレスによって交感神経が活発になると、心拍数の増加、呼吸数の増加、血圧の上昇、血糖値の上昇、筋肉の緊張などがみられ、生命活動の巡りを妨げます。
食事、休養や睡眠でもストレスを軽減できますが、趣味を楽しんだり、思い切り好きなことをする時間を作ることも大切です。

4.休養、睡眠をしっかりとる
睡眠は1日7~8時間、仕事をまるまる休む日は1カ月に6日以上はとりましょう。
疲れがたまると身体の中に活性酸素が発生して細胞を錆びつかせ
身体を休めることも生活習慣病とても重要です。

5.飲酒、喫煙を減らす
お酒やたばこはストレスの緩和に使う人もいますが、お酒は1日1合程度ならいいようですが、タバコは1つも体にいいことはありません。中毒性があるのでやめるのが難しいですが、病気になりたくなければやめることをおすすめします。